シェフごはんコラム

日本料理に欠かせない究極のうま味!「和のだしと基本のスキル」

日本人だけでなく、海外の人々をも魅了する「和食」。その根底には“精進料理”の考え方がある、とも言われています。それは、季節感を重んじ、魚介肉類ではなく、野菜や海草類を愛情と手間ひまをかけて調理したもの。“精進料理”というと、仏教寺院での料理、というイメージですが、仏教は、6世紀に伝来してから現在に至るまで、日本人の生活に寄りそってきたもの。和食の成り立ちのひとつを担っていると言っても不思議はありません。