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フランスでポ・ト・フーは皆で取り分けながら食べる家庭料理。
牛肉より手に入りやすい鶏肉で。
*煮くずれしやすい野菜の面取りがポイント。スープを濁らせる原因のじゃがいもは別茹でする。
*スープの塩加減は、煮詰まることを考えて控えめに。
*鶏肉の煮加減は、鶏足付根に串を刺す
4人前
調理時間: 約60分
若鶏(骨付きもも肉で代用可) ▶※必ず骨付き肉を。 | 1羽(1kg |
---|---|
水 | 3~4リット |
ローリエ(月桂樹) | 1枚 |
トマト ▶横半分に切り、種を除く | 1個 |
玉ねぎ ▶丁子を刺しておく | 1/2個 |
丁子(クローブ) ▶玉ねぎに刺す(取り除きやすいようにするため) | 4本 |
香味野菜 ▶セロリ、ねぎ、にんじんなどのくず野菜 | 適量 |
粗塩 | 30~40g |
じゃがいも ▶皮をむき、5cm大に切って面取りする | 2個 |
人参 ▶皮をむき、5cm大に切って面取りする | 1本 |
ポロねぎ(玉ねぎで代用可) ▶5cm厚さの輪切り | 1本 |
かぶ ▶皮をむき、5cm大に切って面取りする | 2個 |
セロリ ▶皮をむき、5cm大に切って面取りする | 2本 |
■つけ合わせ | |
├ 粗塩 | 適量 |
├ 黒こしょう ▶粗めに砕く | 適量 |
└マスタード | 適量 |
STEP 1
深鍋に水をわかし、トマト、ローリエ、丁子を刺した玉ねぎ、香味野菜(面取りしたくず野菜を出汁として利用)、粗塩を入れて強火にかける。沸騰したら弱火にする。
STEP 2
鶏を入れて30分煮込む。鶏はつねに水面下におきコトコト煮る。決して煮立てない。鶏の足の付根部分(一番固い部位)に串を刺して透明な肉汁が出たらOK、火を止める。
STEP 3
※足の骨部分をつまんだとき、肉が骨からほろっと剥がれる位が丁度いい。 鶏はいったん取り出す。スープをこして、出汁用に煮た野菜、ローリエを取りのぞく。
STEP 4
小さめの鍋を2つ用意。それぞれの鍋に野菜がかぶるくらい少量のスープを入れる。①にじゃがいも、②に人参、ポロねぎ、かぶ、セロリを入れ、火にかける。
STEP 5
最初の鍋の余ったスープの中に鶏肉を戻し、フタをして鶏肉を保温しておく。
STEP 6
①、②の鍋がともに沸騰したら弱火にし、10分ほど煮込む。野菜に火が通れば、火を止める。皿に①、②の野菜をバランスよく盛り付ける。
STEP 7
注意: ①じゃがいものスープは捨てる。ポトフのスープに戻しません。 ②のスープは野菜の出汁がでているので、鶏肉の入った鍋に戻します。
STEP 8
鶏とスープは温めなおす。野菜の器と鶏肉の器を食卓に運ぶ。食卓で鶏と野菜を取り分け、好みで粗塩、黒こしょう、マスタードでいただく。
1967年、東京都生まれ。将来はF-1車を作りたいという夢を抱いていたが、アルバイト先の喫茶店での調理体験をきっかけに料理に興味をもつ。ホテルメトロポリタンの洗い場からスタートし、日本のフレンチ界を牽引していたホテルオークラ出身の、「コーヒーショップ アイリス」浅野シェフと出会い、フランスへの夢が募る。1989年に渡仏して2年間修行。2ツ星「パン・アデュール・エ・ファンタジー(ランド地方)」では、自分の信念をつらぬきながらスタッフと家族同然の関係を築くシェフから多大な影響をうける。帰国後、「ル・マエストロ・ポール・ボキューズ・トーキョー」副料理長、「南部亭」料理長、上野「ブラッスリーレカン」料理長を経て、2007年「銀座レカン」料理長に就任し、伝統と“ヌーヴォー(今)”が息づくメニューに貢献。被災地を応援するチャリティーカレーを「シェ・イノ」「アピシウス」と定期的に共催している。
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