ブルーベリー

ブルーベリー

ブルーベリーは、青紫色の柔らかく小さな実を付ける植物で、生果よりも冷凍品やシロップ煮の缶詰品が多く出回っています。日本で本格的な栽培が始まったのは最近のことですが、その健康効果、特に目に対する効果が関心を集め、ガーデニングブームも重なり、家庭で栽培する人が増えています。果実の鮮やかな青紫色は、アントシアンという色素成分によるもの。パソコンやスマートフォンなどで日頃よく目を使う人にはおすすめの成分です。よく似た果実には、香りがよく濃い赤色が特徴のラズベリーや、甘酸っぱさが特徴のブラックベリーなどがあります。

食材のトリビア情報

【ベリー同士だけど、科が違う?】
同じ「ベリー(berry)」と付く名で呼ばれていますが、ストロベリーとラズベリーはバラ科、ブルーベリーはバラ科ではなくツツジ科に分類されます。同じツツジ科の仲間には、クランベリーなどがあります。

知っておきたい基礎知識

旬な時期 7-9月
栄養素トピックス 食物繊維を含んでいるため、毎日の健康に気を遣う女性には特におすすめの食材です。(※1)発酵食品であるヨーグルトと一緒にとるのもよいでしょう。果実の色はポリフェノールの一種であるアントシアニンという色素成分が含まれています。アントシアニンは日頃パソコンやスマートフォンなどで目をよく使う方に役立つ栄養素です。

(※1)日本食品標準成分表2015年版(七訂)食物繊維
選び方 青紫色が濃く、むらがないものが美味しいとされています。鮮度がよいものはハリがあり、白い粉(ブルーム)がついています。また、小粒より大粒のほうが、酸味は控えめです。
保存 密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存します。傷みやすいため、なるべく早く食べるようにしましょう。洗って平らに並べ、冷凍庫で保存することも可能です。
調理ポイント 洗うと水っぽくなるため、サッと流す程度にするとよいでしょう。生食のほか、加熱をし砂糖とレモン果汁を加えれば簡単にジャムが作れます。冷凍品は、冷蔵庫内で自然解凍します。半解凍のままミキサーにかけて、ジュースやシャーベットに使うのもおすすめです。
品種や種類 ブルーベリーは品種が多く200種類以上にのぼります。日本には先にラビットアイタイプ(温暖地域で育つ)の品種が導入され、遅れてハイブッシュタイプ(寒冷地で育つ)の品種が導入されました。ハイブッシュ系の多くは生食に適します。ラビットアイ系の品種では「クライマックス」「ブルーシャワー」などの大粒種は生食に、「フェスティバル」はジャム作りにおすすめです。

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