簡単で、かつ家庭でできるビストロ風なおしゃれ感、そしてシンプルな食材で仕立ててあることがとても好感を得ます。最後に粗めのお塩や胡椒を散らすと、トマトの旨みと桃の甘みが引き立てられるように思いました。

トマトと桃という意外な組み合わせで、お皿が運ばれた瞬間わぁという驚きと感動があります。３ピースの盛り方にアレンジがあり、トマトと桃の分量や食感の違いなど食べながら楽しめそう。見た目がかわいいです。

簡単なサラダのようですが、１つ１つの工程の意味をシェフならではの観点から、わかりやすく教えて下さるレシピです。意外な組み合わせも楽しく、材料も揃えやすいものばかりで、作りやすい点も高評価でした。

トマトをピュレ状にしてつけだれにするアイデアと、にんにくや梅と合わせるテクニックが素晴らしいと思いました。揚げた夏野菜の盛りつけも美しく、食欲をそそる夏らしいすてきなレシピに心が魅かれました！

ピーマンをトースターで焼いて甘さを増し、しそこんぶとの組み合わせもバランスよく、ピーマンの個性が生きています。思い切って食材をしぼったことで、他の料理との組み合わせが広がり、出番が増えそうな一品です。

夏のビールのお供にぴったりな調理法ですね。ディップをもう少しやさしい味わいにすれば、お子様のおやつにもいいと思います！色も鮮やかで見栄えもよく、どんなシーンにも一品として使えそうです。

夏の南瓜は水分が多く煮崩れやすいので、ペーストや、素揚げなど水分を抜く調理法が向いており、香りや食感、甘みも増します。今回のレシピは、今の時期の特性を理解し、おいしく仕立てたものが多く感じました。

工夫をこらしたレシピばかりで悩ましい審査でした。受賞した４作品に共通しているのは食材がシンプルなこと。テーマ野菜の特徴をよく知り、素材の個性を引き出すことに成功したシェフの料理が評価につながりました。

夏野菜は栄養豊富で見た目もカラフル。今回のレシピはその美しさを活かしたものが多く、食欲をそそられました。栄養をより効果的に摂れる調理法のレシピが高評価。手軽な材料で見た目も素適。さすがシェフです。